今回は少々長くなります。

最初にNarrowsのオーナー伴くんは、八幡平をベースにしていた8PG(八幡平パウダーガイド)のガイド仲間であり、それ以前何年も前からモーグルの大会を一緒に車中泊しながら転戦した仲間であり、俺がモーグルを辞めようか悩んでいた時に「一先ず八幡平に来なよ」と言ってくれて、BCやパウダーの世界に本格的にのめり込むキッカケを作ってくれた友人なのです。
*詳しくはbravoski2001 Vol.3ロコの魂八幡平編参照

Narrowsツアーは数年前に蔵王で開催して、その時もまずまず楽しかったんだけど、今回は特別でした。何がって?いや、二人で八幡平をガイドするってのは何年ぶりだろ?しかも俺、八幡平を本格的に滑るの何年ぶり?あの当時8PGにも来ていただいてたお客さんで今回も参加の方から、「二人がやる八幡平ツアー、ずーーーっと待ってたんだよ。」と言われました。ありがたいことです。

大好きな映画、「Anvil〜夢を諦めきれない男たち〜」の中で、「あの頃の俺達は訳も分からずとにかくRockし続けてたんだ」という話が出てくるんだけど、正に10年以上前、「あの頃の俺らは訳も分からず、とにかく山を滑りまくってたんだ」ってワケですよ。

今回もツアー中、右を見ても左を見ても、「あ〜あそこ滑った時あーだったな」とか〜、「あそこであんな失敗したな」とか〜、どこを見ても思い出さないことはない。お客さんの中には八幡平自体が初めての方もいたので、「スキー場やってた時はあそこはあ〜で〜」と話をしながらまた回想。もうね、ツアー初日、ハイクアップ開始時から号泣ですよ。お客さんに気づかれないように。風邪ひいてて鼻かんでるフリして嗚咽ですね。

今回は伴くんがトップガイドだったんだけど、ルート取り、斜面チョイスも完璧で、その辺りもいろいろ思い出しつつ、やっぱり小気味良かったよね。もちろん、8PGのメンバーはボスの庄司さんはじめ個性派で、滑りも一流で、誰と組んでも楽しかったんだけど、やっぱりね。

今回は1泊2日で夜の部もあったんだけど、昼も夜も盛り上がりましたね。本当、ご一緒した全てのみなさんのお陰です。

改めて、八幡平は自分のBCをメインに滑るスキーヤーとしてのルーツであることを思い出した。今後も大切にしたいし、通いたい。ツアーしたい。またやりましょう!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。