ですね。
地元である蔵王町は1週間ほどでライフラインが復活したんだけど、なんせガソリンがなくて悶々としてました。その間にも支援や復興はもの凄いスピードでどんどん始まっていて、ツイッターなんかを見ていても、被災したとはいえ、もっとダメージが大きな場所の近くにいるのに何も出来ない歯がゆさがどんどん募るばかりでした。
最近は、なんとかガソリンの目処がたってきた(ような気がする)んで、実際に被害が甚大な地域、特にあまり話題にされない宮城県南の沿岸部で出来ることをやろうと思い足を運んでいるんだけど、そこで感じたことを書きます。
1.震災直後から感じたことですが・・
ツイッターやメールなどの積極的な利用によって、どんな情報でもスピーディー且つ広範囲に広がりやすくなった。これはもちろん素晴らしいことではあるんだけど、例え悪意がなくても間違った情報の拡散につながったり、情報が広がる過程でタイムラグが生じてしまい、結果的にその時点での状況とは違った情報になってしまうという事態になってしまっている。具体的には物資の偏りや、無いと言い始めた時には余りはじめていたりする。
2.不謹慎と言う不謹慎
花火大会が中止?花見が中止?大会やフェスティバルが中止?祭りは自粛?理由は不謹慎だから?それは被災地の人が言ったのか?不謹慎と言ってる人たちが一番不謹慎じゃないのかい(全てではない)?本気でこれからの事を、被災者の事を考えているのですか?閣僚の作業着とか意味ないから。
3.現在、そしてこれから
物資の行き渡りという点や、完全に家や仕事を失った人、本当に小さい避難所や個人レベルで自宅にいる人達に関して、まだまだの地域もあるでしょう。しかしながら、あれから3週間。本当に凄いスピードで復興が進んでいます(進んでいない地域もあるけど)。これからは、被災しながらも前に進もうとしてる、進める状況になりつつある人達のケアや一日も早い通常生活(に近い生活も含む)の回復という方向になってきている気がする。まあ、俺が言うこっちゃないけどね。
4.で、あんたはどうなの?
ぶっちゃけ、滑りたいですよ。完全に不完全燃焼ですから。でも最近は、滑れる人にはガンガン滑ってもらってスキー業界に少しでもお金を落とすことをして欲しい。ただ、滑れないスキーヤー、滑らなくてもいいスキーヤーは、一緒に泥かきしませんか?って感じです。スキーヤーとして出来ること?そんなの来シーズンでいいよ。来シーズンも十分危ういですから。もし万が一、今シーズン滑るときは自分の為に滑ります。滑りたいから滑ります。スキーヤーとしてなんちゃらとか、被災者に対してなんちゃらとか、カッコいいこと言うつもりはありません。スキーは俺のライフラインだから。
物資がもういらないとは思わないけど、例えば各地のボランティアセンターでは、自活出来る人達しか受け入れられない状況です。需要は沢山あるのに。先日ツイッターでも話題になったけど、キャンプ慣れした山男達は問題ないっしょ!?自炊してテン泊して復興活動。どうですか?
今日、一緒に活動した人の中に見たことある人が・・。亘理町のサーフスポットでサーフショップを経営していた方でした。「いや〜、基礎残して何にもなくなっちゃった。まあ、あれだけきれいに無くなると片付けとかしなくて済んだから、楽だけどさ」と聞いたときに、何も言葉を返せませんでした。自宅は海から離れているので被害は少なかったけど、お世話になった所に恩返しがしたいと言って参加していた。お店がすっかり無くなったのに。
余計な脚色や美談はいらない。マジで。小さくても一歩づつ進むのみ。自分の信念に基づいて、自分に出来ることをしながらね。